ハクビシン駆除

アライグマ駆除

コウモリ駆除

 

 

ハクビシン

ハクビシン(白鼻芯)は、ネコ目ジャコウネコ科に分類される食肉類で、その名の通り、額から鼻にかけて白い線があります。東南アジア原産で、日本では昭和20年代初頭に四国、静岡県、山梨県、福島県にまばらに分布していました。

ハクビシンは夜行性で、昼間は木の穴や寺社、民家の屋根裏などで眠り、夜になると果実や昆虫、鳥、小動物、魚などを探して動き出します。体型は細長く尾が長く、頭胴長(頭の先から尾の付け根までの長さ)は60センチメートル前後、尾の長さは40センチメートル前後です。

 

ハクビシンの特徴と習性

ハクビシンは、多年生の草本で、高さが30センチメートルから60センチメートル程度になります。根茎は横に這い、地下にある。
葉は対生し、卵形または広卵形で、縁には鋸歯があります。葉の表面は光沢があり、緑色をしています。

ハクビシンは夏から秋にかけて、白い小さな花を咲かせます。花は円錐花序(円錐状の花序)を形成し、繊細で美しい形状をしています。
ハクビシンは湿潤な場所を好みます。湿地や森林の中、特に木陰や湿った草地に生えることがよくあります。
ハクビシンは伝統的に漢方薬や民間薬として利用されています。根茎には、滋養強壮や免疫力向上などの効果があるとされ、一部の地域で健康に良いとされています。

ハクビシンには毒性があるため、適切な処理なしには摂取しないように注意が必要です。民間薬として使用される際は、医師や専門家の指導のもとで行われるべきです。

ハクビシンは美しい花と伝統的な薬用途で知られていますが、その毒性に注意する必要があります。特に植物を利用する際は、確実な情報源や専門家の助言を得ることが大切です。

 

アライグマ

アライグマは、体長40~60cm、尾長20~40cm、体重4.5~10kgで、小型イヌ大の雑食性動物です。ほおから目の周囲にかけて顕著な黒帯をもち、尾に黒色の輪状の縞模様があります。

北米原産の動物で日本には生息していない外来種でした。ペットや動物園での展示のために日本に持ち込まれましたが、力の強さや気性の荒さから、ペットとして飼われたものが捨てられたり、逃げ出したりすることも多く、それが野生化し、日本各地で繁殖しています。

森林を含む様々な場所で見られ、人間の住環境にも出没します。糞便や庭木を荒らされるなどの生活環境への被害のほか、イシガメ等の在来種を捕食するなどの生態系に関わる被害等を引き起こすことから、「外来生物法」で「特定外来生物」に指定されています。

夜行性で、日中は樹洞や他の動物が掘った穴、屋根裏などに入り込んでいるようです。雑食性で、木の実、野菜・穀類の他、小型哺乳類、爬虫類、両生類、魚類、昆虫や甲殻類などを好みます。

 

アライグマの追い出し方法

アライグマの家屋からの追い出しには天井裏・床下などに燻煙剤を焚き、煙を蔓延させたり、木酢液・ハッカ油などの嗅覚忌避剤を散布します。これが「追い出し」です。煙や忌避剤を脱出口から遠い場所の狭い隙間などから順に散布していくことが重要です。天井裏や床下の構造、脱出口の場所を考慮しながら作業を行います。

ときには、爆竹などを缶に入れて着火し、大きな爆破音で驚かしたり、天井裏に登って直接追いかけ回して追い出すこともあります。

 

コウモリ

コウモリは、哺乳類の中で唯一空を飛ぶことができる動物です。暗褐色の毛に覆われており、獲物に噛み付くための鋭い歯を持っています。

日本には数種類のコウモリが棲息していますが、家の天井裏などに棲み着くのはアブラコウモリです。アブラコウモリは「イエコウモリ」とも呼ばれます。

寒さに弱いとされているために、住宅の屋根裏や天井裏、またビルの中などに住み着き、巣をつくる傾向にあります。またコウモリは、雨風を苦手としているために、雨風をしのげる場所に巣をつくる傾向にあります。

コウモリは益獣でもあり、害獣でもある動物です。コウモリが人間の住宅に住みついた場合には、建物の汚染や健康被害など、人間に大きな被害をもたらす害獣としてみなされます。
野生のコウモリには、たくさんの病原菌が付着してる可能性があります。素手で触ることは不衛生であり、感染症やアレルギーなどを引き起こすリスクがあります。