発生要注意カレンダー

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

クモ駆除

クモ

一口に「クモ」といっても、その生態は種類によって異なります。巣を作るイメージの強いクモですが、全てのクモが巣を作るわけではありません。また、クモは害虫を食べる益虫でもありますが、中には強い毒を持つ種類もいます。

日本には確認されているだけでも約1,500種類のクモが生息しています。日本でよく見かける種類は「ハエトリグモ」「ジョロウグモ」「アシダカグモ」「オオヒメグモ」「イエユウレイグモ」などが挙げられます。

ハエトリグモ

ハエトリグモは体長1cm程のクモです。巣は張りませんが素早く跳び回り、その名の通りハエを捕食します。家の中では流し台の周りや窓際で見かけることが多いです。

ジョロウグモ

ジョロウグモは、黒い体に黄色や赤の模様が入っています。見た目から毒を連想しがちですが、毒性はほぼありません。庭や軒先、雑木林といった場所に大きな巣を張り、巣にかかった虫を捕食します。

アシダカグモ

アシダカグモは大きい個体で、体長は足を含めて10cm以上になるものもいます。家にいるゴキブリやハエなどの害虫を捕食するため、「家の守り神」などと呼ばれることもあります。ハエトリグモ同様に巣を張らず、虫を待ち伏せて捕食する徘徊型のクモです。

オオヒメグモ

オオヒメグモは、大きく丸い灰色のお腹が特徴的なクモ。家の中でよく見かけますが、洞穴や高山などさまざまな場所に生息しています。

イエユウレイグモ

イエユウレイグモは、足が長細いクモです。足が長いため、体長はアシダカグモと同じく10cmを越えます。人家によく生息しますが、なかなか気付かれにくいためその名が付けられました。

 

何度もクモ・クモの巣を見かけるのはなぜ?

一度巣を除去した場所に再度クモの巣を張られたことのある方は多いのではないでしょうか。実はクモには、同じ場所に巣を張る習性があります。

家の中でクモを何度も見かける場合は、小さな虫やゴキブリなど、クモのエサになる虫が家の中にたくさんいる可能性があります。もしくは、クモを根本から駆除できていない可能性もあります。

 

クモ・クモの巣の発生を予防する方法

クモやクモの巣を発生させないための予防策をいくつかご紹介します。

・忌避剤を散布する

市販の忌避剤を散布することで、クモの発生を防げます。忌避剤がついたテープや、噴霧したところに一定期間クモが近寄りにくくなるスプレーなど、使用する場所に合わせて忌避剤を使い分けましょう。

・クモのエサとなる虫を駆除する

クモやクモの巣を何度追い払っても、エサとなる虫がいる限りクモは何度でも巣を張ります。つまり、エサとなる虫を駆除できれば、クモは寄ってこなくなります。毒餌剤やくん煙剤などを用いて、エサになるゴキブリや小さな虫を駆除しておきましょう。

・定期的に掃除する

クモの発生予防策として効果的なのは、日頃からのこまめな掃除です。普段から掃除をしていれば、クモのエサとなるアリやダニ、ゴキブリが好む食べ物のカスやほこりを除去できます。虫が棲みにくい清潔な環境を作ることで、クモも寄り付かなくなるでしょう。

・窓やドアをこまめに閉める

窓やドアを開けっぱなしにしていると、クモは容易に外から侵入してきます。また、クモのエサとなる虫も入ってくることがあるため、窓やドアは開けたままにしないようにしましょう。